アルミ缶の上にたくみかん

大企業という名の傲慢さ

初の営業職ということで、日々、架電と闘っています。

 

お客様となる業界は、やはり独特で、とにかくクレームのような文句を言われるのが怖くて全然電話できず、毎日のように数値が届いてないと怒られています。

 

ところで先日、契約書を送付する際に返信用封筒を入れてもいいか?という質問が同期から上司に投げられました。

 

結果はNO!

 

企業にもよるが、うちは契約書の送付時に返信用封筒はつけないときっぱり。

 

これには私も唖然としてしまいました。

 

以前、ゆうちょダイレクトの手続きで書類を送付したさいに、こちらのミスで戻されてしまいましたが、ちゃんと返信用の封筒が料金後納で入っていました。

車の契約を郵送でやり取りした際もレターパックが宛名入りで入っていました。

 

ビジネスマナーとして当然であると今まで考えていた返信用封筒の同封ですが、これをしないというのはどういうことなのでしょうか?

 

というのも、この同期はすでに受注という状態でしたが、契約書を送付した際に返信用封筒がなかったので先方から取りに来てほしいと言われていました。

そこで取りに行ってもいいかと聞いたところ、架電時間の効率を考えたらそういうのは普通送ってもらったほうがいいと言われました。

たしかに、効率を考えたら送ってもらうほうがいいに決まっています。

今回は仕方ないとして今後このようなことがあった場合に備えて、返信用封筒を同封しても良いかという質問に至ったところNOということでした。

 

これって場合によっては先方の怒りを買ってしまい、「やっぱ契約しない」という失注に繋がる可能性もあると私は思いました。

 

ではどうするべきかと言えば、

1.アポを取って挨拶兼ねて取りに行く

2.送付状に取りにいけない詫びを入れて返信用封筒を同封して返送してもらう

 

だと思います。

 

たしかに利益を出していない部署ですからコストに厳しくなるのは分かります。

ただ、お客様の手間を考えずに会社の方針で終わらせてしまうのは私は駄目だと思います。

 

表題のとおり、今いる会社は全国的には知られている企業です(これも傲慢だとは思いますが事実ですので悪しからず)。

ですが、大企業は単に規模が大きい組織でしかないと思っています。

契約提案の巨大な武器ではありますが、やはり相手にしているのは1ユーザーであり、お客様です。

お客様より下手に出る必要は無いとは思いますが、最低限のマナーとして相手の手間を考慮すべきだと思います。

 

はっきり申し上げて、お客様をなめていると思います。

 

いつかのテレビで、塾講師の林先生が勤めていた会社をやめたのは、社内の雰囲気からこの企業は倒産すると予想できたからだと仰っていました。

さすがに会社の倒産まではいかないと思いますが、今のうちの会社の姿勢ではこのサービスは現時点で目標数値を達成しても続いていかなくなると思います。

それが本当に会社としての方針であれば私は恥ずかしく思います。

 

話は変わりますが、プライドの高かった私。

昔は有名な学校や企業に入ることが人生の成功だと思いました。

他人より知識があり、学業成績も比較的良かったことに誇りを持っていました。

でも、そんなのは傲慢で、誇りは埃と化しました。

くだらないプライドのために気づけば私は多くの友人を失っていました。

本当に少し前までは高卒の人でさえ下に見ていました。

でも、仕事を通じて学歴の関係なさを実感しました。

大卒でも仕事ができない人がいること、自分でも及ばないことがあることを知ったのです。

20代という早いうちにそのことに気づけた私は考え方をガラリと変えました(自分では変わったと思っています)。

すると段々と人との繋がりが広がっていきました。

この差は周りの人からの「信頼」だと思っています。

 

いろいろな人達のおかげで今の企業ができているのです。

先人たちのおかげで知名度が上がり、お客様からの信頼がもらえ企業が成り立っているのです。

会社は株主のものですが、会社を作っているのは社員ではなくそれを使ってくれるユーザーでありお客様だと思います。

せっかく築いたこの信頼関係を1通数百円のために失うような行為は私はしたくありません。

 

部長はいいます「数値が厳しく1件1件の契約が重要となっている」と。

私は思います「ならば1件1件を蔑ろにするような行為はするべきではない」と。

 

灯台下暗しとは言いますが、誰かが灯台下に光を当ててくれたときには

もう何もかもが消えているかもしれません。

 

営業はものを売る仕事では無いと思います。

 

数値は目標でしかありません。

その目標のために大企業というバックグラウンドを使うのは良いと思います。

むしろ使うべきです。

ですが、大企業というのはお客様にはそこまでの説得力はありません。

有名だから、大きいから、すごいから、そんなのは会社都合であってお客様には関係ありません。

そこを勘違いしてしまうと先の「先方は偉くない=契約書の送料は先方が持つべき」

というような変な考え生じてしまいやがて信頼をなくすと私は思います。

 

以前の会社で先輩に言われたことがありました。

「会社というものは残酷だ」と。

会社の方針にはなるべく従います。

ですが、お客様の信頼を失うのであればそれは体を張ってでも食い止めたいと思います。

 

大企業は偉くはありません、お客様は神様ではありません。

ともにバディであるべきです。

だからこそ、親しき仲にも礼儀ありの精神が必要だと思います。

 

以上